• PSImetals-Release 5.18-向上したガイダンスと構成可能性

    Towards New Shores

昨今の全業界におけるバズワードは、「デジタル化」または「デジタルトランスフォーメーション(DX)」で占められています。機械学習、人工知能、クラウドコンピューティングなどのテクノロジーは、生産の明るい未来を約束します。先駆的な鉄鋼業界でも、Industry 4.0は多くの可能性を秘めていることを知っていますが、多くの企業では、Industry 4.0が市場の一般製品と同様に出回るのを待っており、調査段階に留まっているのが実情です。ここでの問題は、新大陸への航海を始めない限り、新大陸には決して近づけない、ということです。

PSIは旧大陸に留まることを良しとせず、長年にわたり新大陸航路への研究開発に邁進しています。競争の荒波に揉まれつつ、PSIの研究開発はコンパスのように、高機能性と競争力向上に帰結しています。業界のデジタル変革の業界リーダーとして、常にトップクラスの製品と高いコンフィグレーション機能により、デジタル化への明確なロードマップを提案しています。

当社のエキスパートチームの知見と業界固有のノウハウが製品開発に注がれ、最終的にPSImetals最新リリースとして結晶します。PSImetals 5.18は、お客様が新大陸への海岸までの旅程を安全に導くために、お客様のニーズに合わせたイノベーションを提供します。 PSImetalsの透明性、構成可能性、グラフィカルな表示を改善するために、3つの主要な革新と、価値のあるさらなる機能拡張がリリースされてました。

将来性のある高度な品質管理

高度な品質評価に向けた品質インジケータ(QI)および品質プロセススナップショット(QPS)を使用。

PSImetalsリリース5.17で導入され、5.18で拡張された「品質指標(QI)」は、お客様に高度な品質評価への扉を開きます。

QIは、多数のパラメーターから単一の値を生成する式を用い、品質判定が可能です。 供給する元データとして使用される入力パラメータは、現在工程および前工程の処理ステップからの品目固有および工程プロセスの測定値(履歴データ)に基づきます。

今回の品質指標(QI)の導入により、システムは、生産プロセス直後の複雑なデータ状況に基づいた品質判定が可能になりました。これは、材料データを注文上の目標値と単純に比較するよりもはるかに豊富で、長時間の試験片採取プロセスを必要としません。

品質指標(QI)に基づく品質プロセスのスナップショット分析

さらに、5.18では「品質プロセススナップショット(QPS)」機能が導入されています。 QPSは基本的に、単一の生産ステップと材料の品質関連データのセットです。生産時間への参照を含む、材料系統における各プロセスの品質データのスナップショットです。データとしては、入・出力材の品目単位データ、プロセスデータ(処理時刻だけでなく材料座標データへの関連付けも含まれる)、および派生する各種品質指標データが含まれます。プロセスデータには、プライマリデータ入力(PDI)データとプライマリデータ出力(PDO)データのほか、測定曲線、表面検査システムからのデータ、またはレベル2システムからの生データなどの利用可能なデータが含まれます。

PSImetalsのバージョン付きQPSは、高度な品質決定、統計的プロセス制御、機械学習主導の予測品質の基盤を形成します

QPSは完全にバージョン管理されており、PSImetals Factory Modelに独自のデータ構造があり、材料判定のみならず、統計的工程管理にも使用可能な完全なデータソースを提供しています。機械学習や深層学習に基づく品質予測モデルのための将来基盤を提供します。

長物系製品お客様への新規リリース

これまでのリリースでは、長尺および鋼管メーカー様向けのソリューションを改善して参りました。 PSImetalsリリース5.18は、長物系(厚板)および鋼管メーカー様の固有要件を満たすための新しい機能を提供する、さらに重要なステップです。

マルチロールなユーザー視点

鋼管メーカー様のスケジューリングでは通常在庫量をロット単位で管理閲覧していますが、製造および物流部門のオペレータは生産の進捗状況を個品単位で確認する必要があります。一方、品質検査エンジニアは、品質に影響を与える生産ステップに焦点を当てた系図的見解を必要としています。

生産データのさまざまな粒度がファクトリモデルに反映されます。 生産ラインは通常、複数の設備機械、等の連続ラインで構成されています(例:加熱炉->穿孔機->マンドレル)。 生産の実行中には、これら連続ライン上の通過工程の個品を追跡する必要があります。 一方、計画レベルでは、いわゆる「プロキシ」ラインと呼ばれる連続ラインの集約単位を考慮すれば必要十分な精度を担保可能です。(例:圧延ライン)。プロキシラインにより、1つのファクトリモデル内で両方の単位の可視化が提供されました。

またPSImetals 5.18リリースでは、ボリュームスケジューリングが導入されました。従来の個品単位によるスケジューリングに加え、ロット単位または生産数量ベースによるスケジュールおよび追跡が可能です。

5.18リリースでは、さまざまな生産プロセスで必要なボリュームの粒度の全範囲を表示でき、すべての異なるユーザーの視点で、ファクトリモデルの同じ物理在庫に統合可能です。

  • 生産計画担当者様
  • 製造ラインおよびロジスティクスオペレーター様
  • 品質検査エンジニア様
オーダースケジューラでの個々の現品の仮想化「ボリュームロット単位」への集約

キャンペーン計画

長物系、鋼管系の製造業では、類似した寸法、特性、および品質を共有する注文が「キャンペーン」と呼ばれる生産ロットの単位内で製造されることがよくあります。「キャンペーンスケジューリング」では、1台のマシン設定を使用して大量の生産を効率的に行うことができます(セットアップ時間を最小限に抑えます)。

PSImetals 5.18は、Planning Repository Managerでのキャンペーンタイプの割り当ての決定サポートと、PSImetals Order Scheduler内のキャンペーン管理画面の主要な更新を提供します。

キャンペーンロットへの注文または分割注文へのマニュアルまたは自動割当

ドラッグアンドドロップのサポート

新しいアクションメニュー

Planning Repository Manager内のキャンペーンタイプの定義

柔軟な試験片決定プロセス(長物、鋼管メーカー様向け)

長物系&鋼管ビジネスでは、物理的試験片の選択とタイミングに関して柔軟性が要求されます。

  • 圧延工程では通常ロットベースでの処理を前提としていますが、後工程で複数注文に分割され、分割注文は別の生産ルートへ割当される可能性があります。 
  • チャージ、生産ロット、プロセス制御、および個々の注文要件に起因する、試験材ロットサイズの制約を考慮する

5.18では、個々の要件(注文、規格、社内制限値など)を考慮しながら、試験片採取のタイミング(精整ライン等)を可能な限り遅らせつつ、同時に生産の早い生産段階で試験材ロットの指定が可能になりました。試験材ロットの定義と試験片の物理的な決定は、マニュアルまたは自動構成によるアルゴリズムでサポートされます。選択された試験片採取済み個品の結果は、試験材ロット全体を代表する内容としてミルシートに出力されます。また検査プランの全体を、PSImetals Order Dressingモジュールと統合することが可能です。

計画のスレッド:需要と販売計画

PSImetals 5.18は、注文入力プロセスのサポートにおける以前のギャップを埋めます。新しい開発は、製造可否検証から生産能力チェックまでの受注に伴う一連のワークフローをカプセル化するだけでなく、どの注文が受注済みなのか、どの注文がまだ未受注なのかを、オンラインのステータス監視を可能にします。

PSImetals 5.18は、24時間365日の納期見積り(DDQ)サービスを提供します。このサービスは、製品が技術的に実現可能であるかどうか、および対応するコストまたは優先順位を持つすべての可能な生産ルートを問い合わせの都度再計算します。

ユーザーには、現在の注文明細と、収益計画(S&OP)計算からの最終と中間ライン上に割当られた販売目標量を考慮しつつ、製品を納期内に納品できるかどうかが直接通知されます。

お問い合わせで指定された希望の期日を満たしかつ、最小コストの生産ルートが選択されます。

PSImetalsがERPシステムに統合されている場合、結果はERPシステムと同期され、販売目標(クオータ)の更新を含む注文確約等のアクションが実施されます。

PSImetals 5.18のデマンドモニタリングにより、ユーザーは製品および時間(週、月、四半期)ごとにボリュームを永続的に監視できます。

  • フォアキャスト
  • 受注決定済み(S&OPからのATPクォータに反映済み)
  • 予約済み
  • 受注済み、または承認プロセス中のもの。

さらに、製品および週ごとの販売目標(クオータ)を編集し、リアルタイムでクオータの予約が可能。 DDQプロセスでは、最新の入力データが自動考慮されます。 クォータを更新後、選択したお問い合わせを再回答することが可能です。 さらに、先々の収益計画(S&OP)の入力情報であるフォアキャスト情報を都度更新することも可能です。

当ワークフローでは、製造可否判断と生産能力チェックの両方を組み合わせながら、注文の受注検討中に製造所の現在の生産負荷を考慮し、注文の受注方法をオンラインでモニタリングします。

新しい注文登録プロセス

素晴らしいものは、一連の小さな革新によって成し遂げられる

PSImetalsリリース5.18は、3D Yard Graphic、Flow Configurator、Plant Monitor、KPI Mobile Screensなど、いくつかの小粒ながらも価値のある拡張機能を備えています。

ヤードのバーチャルウォーク

倉庫および輸送管理の分野では、既存の3Dビューが大幅に改善されました。 PSImetals 5.18では、Webベースの3D Yard Graphicが、ヤードの詳細な概要状況を常にユーザー様に提供します。

新しいPSImetals 3D Yard Graphicは、プロジェクトのオフィスやWeb画面に簡単に統合でき、すべてのブラウザーとモバイルデバイスで利用できます。

 

新しいモバイル3Dビュー

お客様の業務フローを画面に直接実装する

お客様ごとに、使用するソフトウェアのカスタマイズ要件は異なります。 Click DesignとFlow Configuratorにより、ソリューションのコア領域での構成を可能にする2つの概念が既に導入済みですが、 PSImetals 5.18では、これら2つの概念間の相互作用が一体化されています。

Click Design内の「構成可能アクション」の登場により、顧客やプロジェクトチームは、ボタンやダイアログなどのユーザー独自の業務フローが実装されたアクションをUI上に直接追加することが可能です。 5.18リリースでは、画面上で「新規のアクション」を追加すると、Flow Configurator内に空のフローが自動的に作成されます。これにより、開発およびテストの初期段階が簡素化および加速されます。同時に、PSImetals Flow Configuratorからも、これら画面で追加された新規アクションのフローを自由に構成することが可能です。

両方の機能がPSImetalsに完全に統合されました。

画面アクションの内容である業務フローを作成するFlow Configurator

KPIのリアルタイム監視

拡張された「PSImetals KPI Mobile Screens」により、ユーザーはリアルタイム情報とモバイルデバイスの現在の生産状況にアクセスできるようになりました。

さらに、新しいPSImetals GUIはHTML5およびJavaScript機能を使用して統合されたWebビューをサポートしているため、お客様はリアルタイムPSImetals Mobile KPIスクリーンをオフィスの画面に埋め込むことができます。

[Translate to 日本語:] Mobiler KPI-App-Bildschirm eingebettet in die Office GUI

動的データを視覚化する

「PSImetals Plant Monitor」を使用すると、顧客は工場モデルから収集されたデータに動的にリンクされた独自のグラフィカルな視覚化とインジケーターを作成および編集できます。 Plant Monitorの視覚表示とインジケータは、技術管理者と管理部門が生産を効率的に監視し、ボトルネックを予測し、製造現場で迅速な決定を下すのに役立ちます。

PSImetalsリリース5.18では、Plant MonitorはPSI Click Designとさらに統合され、ロジックエディターの拡張機能ライブラリ、ウィジェットの選択、右クリックアクションのサポートなどの広範な機能を備えています。

製造所情報の構成可能な概要

ワンクリックリリース:当社のビデオは、PSImetalsの開発に関する最初の洞察を提供します。 お楽しみください!

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リリース5.15へのワンクリック

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