PSIソフトウェア社:第1四半期に記録的新規受注を達成。営業利益も昨年比で77%の増加

  • 1億ユーロ(130億円相当)の大台突破となる1億500万ユーロ(136億円)の新規受注を獲得
  • 売上高は 10% 増の 5,610 万ユーロ(72億円相当)
  • EBIT(粗利) は 77% 増加して 440 万ユーロ(5億7千万円相当)
財務指標(KPI)2021年1月1日~3月31日2020年1月1日~3月31日
差異
売上高56.13850.888+10,3 %
営業利益 4.3512.459+76,9 %
グループ純利益 3.1391.512+107,6 %
1株当たり当期利益(EUR)0,200,10+100,0 %

2021 年 4 月 28 日、ベルリン – PSIグループは、2021年度第1四半期(以下Q1)における新規受注を9.4%増加させ1億500万ユーロ(136億円)の大台を突破。2020年度Q1は9600 万ユーロ(124億円)。本年度Q1における受注規模額は1億 9,700 万ユーロ(256億円)に対し昨年度2020 年Q1は 1億 8,700 万ユーロ(243億円)で 5.4%増 。グループ全体の当期売上高は 10.3% 増の 5,610 万ユーロ(72億円)に対し昨年度Q1は5,090 万ユーロ(66億円) となりました。当期営業利益は435 万ユーロ(5.6億円)に対し、昨年度Q1では 246万ユーロ(3.1億円)となり77%増加。グループの純利益は310万ユーロ(4億円)に対し前年Q1では150万ユーロ(1.9億円)で2倍以上になりました。

エネルギーユニット (エネルギーグリッド、エネルギー取引、公共交通機関) では前年度:2880 万ユーロ(37億4千万円)から、1% 増の2910万ユーロ(37億8千万円)の売上高を達成。営業利益では前年度の120万ユーロ(1.6億円)から42%増の170万ユーロ (2.2億円)を達成。第 1 四半期に。グリッド事業は、既存の配電網および鉄道電力の大口顧客から大口の契約を獲得した。電気バス車庫の追加契約により、公共交通機関の前向きな傾向が続いた。マレーシアの子会社 PSI Incontrol では新規受注案件を獲得しました。

最初の 3 か月の生産管理ユニット (PSIメタルズ社、PSIロジスティクス、その他製造業向け子会社) の売上は前年度の2,210 万ユーロ(28億円)に対し 22%増の2,700 万ユーロ(35億円)でした。金属および自動車産業の対象市場は依然としてコロナ危機の影響にあえいでいましたが、PSIグループ共通のITプラットフォームによる製品展開を行っているビジネスセグメントでは、営業利益を前年度の150万ユーロ(2億円)からほぼ2倍にあたる300万ユーロ(4億円)に倍増させました。特に金属事業(PSIメタルズ社)では、米国における新規大型契約を獲得し、売上と利益に大きく貢献しました。自動車部門も、前年の第 1 四半期に落ち込んだ後、成長を取り戻しました。PSIロジスティクス、PSIポーランドでは、クラウド ベースのパートナー ビジネスに投資しており、需要がさらに高まっています。

対象を絞った採用の結果、グループの従業員数は2,086名(2020年3月31日:2,005名)に増加しました。現在の営業活動によるキャッシュフローは 1210 万で、前年同期の値 (2020 年 3 月 31 日: 860 万ユーロ) を 41% 上回りました。 5410 万ユーロの現金および現金同等物 (2020 年 3 月 31 日: 4270 万ユーロ) は、推奨される配当および季節営業資金調達に使用されます。昨年の Prognos Energy GmbH と NEPLAN AG の買収に続き、PSI はコア事業における追加の買収を検討しています。

PSIグループでは、第 1 四半期にアプリストアと B2B マルチクラウド テクノロジーのロールアウトへの向けた関連投資を強化しています。これにより、既存のPSIパブリッククラウドサービス内に限定されていた、PSIアプリの提供を、PSIグループ内に存在する100以上のさまざまなプライベートクラウドユーザーのお客様へ展開することが可能になります。より多くのPSIプラットフォーム製品を提供できるようになります。PSI各社のソフトウェア製品は、お客様のIT部門と業務部門担当者、パートナー企業、およびPSIアプリコンサルタントと共同で、ワークフローとUI設計ツールを介して直観的な運用設計、および実装がなされます。その後、お客様サイト内におけるすべてのワークステーションや各種システムへとデプロイされます。

全世界的なトレンドとしては鉄鋼および自動車産業の需要は前年度の低水準な状態から回復していますが、継続的エネルギー電化トレンドと配電網における再ディスパッチ需要ブームに見られるエネルギーセグメント需要の安定した回復には至っていません。(注:電力自由化が進んだ国や地域では、市場参加者同士の相対取引や市場による仲介を通じて、自発的に分散型の取引が行われる。)

第 2 四半期については、PSI は、特にエネルギー管理で増加する結果の継続と、生産管理での高水準の新規注文を見込んでいます。 PSIグループ経営層では、営業利益でベース少なくとも2,000万ユーロ(26億円)以上の年間収益目標を達成を予測しています。またエネルギー部門、およびロジスティクス子会社における移行機能、およびグループプラットフォームのクラウド系およびモダンウェブ系技術へ移行のために 3,000万ユーロ(39億円)以上の諸経費が見込まれています。

PSI グループは、ユーティリティ (エネルギーグリッド、エネルギー取引、公共交通機関) および産業 (金属生産、自動車、機械工学、ロジスティクス) 向けのエネルギーおよびマテリアルフロー最適化のための各種ソフトウェア製品を開発しています。 PSI は 1969年に設立され、世界中で 2,000 人以上の従業員を雇用しています。