ティッセンクルップ社ラッセルシュタイン製鉄所がPSImetals生産管理システムの本番化に成功

ドイツアンダーナッハ市ティッセンクルップ社ラッセルシュタイン製鉄所の平面図。出典: ©thyssenkrupp Steel Europe

ドイツアンダーナッハ市ティッセンクルップ社ラッセルシュタイン製鉄所の平面図。出典: ©thyssenkrupp Steel Europe

ベルリン、2021 年 6 月 4 日 – PSI 社における長期取引先である ティッセンクルップ社ラッセルシュタイン製鉄所は、PSImetalsの生産管理、品質管理、ロジスティクス、プランニング、およびオーダースケジューリングモジュールを「PE@TiM」(Production Execution@Tinplate Manufacturing) プロジェクトの一環としてこの度本番化いたしました。

ティッセンクルップ社ラッセルシュタイン製鉄所 での新規刷新プロジェクトの範囲内で、当製鉄所における約 50工程の生産管理システム (レベル 2 および 3) が PSImetals システムにより刷新されました。導入初期の重要マイルストーンは、2017 年 3 月の工場受け入れテストですでに達成されており、その間に、生産管理、品質管理、プランニング、およびロジスティクスモジュールのコンフィグレーションおよび実装されました。

また影響を受ける主要設備35工程のレベル 2 システムの開発における再編成により、システム全体の試運転スケジュールは延期され、現在 2021 年 3 月に平行本番化されました。現在、約 1,000 人の従業員が 3 シフトで PSImetalsを使用しながら働いています。ロジスティクスモジュールの拡張実装は現在計画中です。

PSImetalsでは、年2回の最新リリースを継続的に提供することで、生産管理システムの継続的改善を保証します。またPSIクリックデザインのようなコンフィグレーションツールを介してして UIのカスタマイズ設定をユーザーが主体的に行い、設備変更などに柔軟に対応することができます。プロジェクト期間中、インターフェース数は削減され、一段と標準化が推進される予定です。

アンダーナッハに本社を置くティッセンクルップ社ラッセルシュタイン製鉄所は、ティッセンクルップEurope の子会社であり、欧州の 3 大包装材メーカーの 1 つです。現在、約 2,400 人の従業員が、80 か国の 400 の顧客のために年間約 150 万トンの包装材に使用される薄板材を生産しています。

PSI グループは、ユーティリティ (エネルギーグリッド、エネルギー取引、公共交通機関) および産業 (金属生産、自動車、機械工学、ロジスティクス) 向けのエネルギーおよびマテリアルフロー最適化のための各種ソフトウェア製品を開発しています。 PSI は 1969 年に設立され、世界中で 2,000 人以上の従業員を雇用しています。